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星野源さん 高橋芳朗さんと『Family Song』徹底解説 後半戦 星野源のオールナイトニッポン書き起こし

星野源のオールナイトニッポンで2017年8月発売のシングル『Family Song』を解説したりしていた箇所を中心に書き起こしました。このページは9月19日(火)25:00放送分(『KIDS』解説分の時の放送)です。そのときの星野源 LIVE TOUR 2017「Continues」の高橋さんの感想や、『Family Song』総括を含め、書き起こししました。

『Family Song』の「Family Song」「肌」「プリン」解説分はこちら

星野源さん 高橋芳朗さんと『Family Song』徹底解説 前半戦 星野源のオールナイトニッポン書き起こし

星野源のオールナイトニッポンで2017年8月発売のシングル『Family Song』を解説したりして ...

星野源(以下、星野) 星野源のオールナイトニッポン、今夜のゲストをご紹介しましょう。2度目の登場、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんでーす。

高橋芳朗(以下、高橋) こんばんは。よろしくお願いいたしまーす。ありがとうございます。

星野 よろしくお願いします。

高橋 こんな短期間で、また・・・

星野 いやいやいや(笑)

高橋 すいませんね。

星野 いや、いいことですね。盛り上がって、もう一週お願いしますみたいな・・・ラジオならではっていうか・・・

高橋 しかも、一曲だけ残してって・・・(笑)本当に申し訳ないです。

星野 あはは(笑)いえ、こちらこそ、こちらこそ。1曲プラス、「イントロくそやべえ」というコーナーでね、選曲していただいたのも今日ありますからね・・・何か、前回、反響とかありました?出ていただいたときに。

高橋 僕、Twitter やってるんですけども、リスナーの方からたくさん感想いただいて。

星野 ああ、そうですか、よかったよかった。

高橋 まぁ本当、真面目で勉強熱心な方が多いなという・・・。

星野 ああ、そうですか、へー!

高橋 はい。「正直よくわからないんですけどD'Angelo、ちゃんと聴いてます!」みたいな…そういう気合の入った方が多くて、すごい嬉しかったですね。

星野 あはは、ありがたい。いいですね。素晴らしいですね。何か・・・嬉しいですよね。これをきっかけに何かまた聴いてもらえるっていうのもね。僕も雑誌の『MUSICA』の編集長の方に、この間、言われて・・・対談*の中でPrinceの話をちょっとしたりとかした時に、メールか何かで、今、Princeをあれきっかけですごい聴くようになりましたみたいなのが来たらしくて、それもやっぱりすっごい嬉しいなぁと思って。

*『MUSICA』2017年9月号表紙+特集

高橋 あぁ、星野さんみたいにルーツとか影響を受けたアーティストをバンバン発信していくと、ちゃんそれをチェックしてくださる方がいるんだなっていうね。

星野 そうですね。いやー、嬉しいなぁと思って。

高橋 いやいやいや、これで星野さんのファンの音楽人生、音楽生活が広がったら嬉しいですよね。

星野 ふふふ、そうですね。僕もいろんな人の音楽を聴いてて、特に日本人のミュージシャンの方とか音楽家の方のレコメンドみたいなところから広がっていったりする・・・特にやっぱり細野さん(細野晴臣さん)の影響、すごくそれが大きいので。だから、またこういうのがやれたら嬉しいなと思ってたんで、今日は本当にありがとうございます。

高橋 こちらこそ、光栄でございます。

星野 ダラダラ行きましょう。ね。
前回はマネージャーとして橋本さんが・・・笑

高橋 あはは(笑)目が怪しい男がね・・・TBSラジオの橋本吉史(プロデューサー)という男が来てましたけども・・・。

星野 今日は違う方がいますよ・・・あはは 笑

高橋 (笑)すみません、いつも同行者・・・

星野 今日は誰が来てるんですか?

高橋 今日はですね、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」構成作家の古川耕くん。

星野 あはは(笑)古川さん、どうも。ダブルピースして、ニコニコニコニコしておりますけども(笑)

高橋 そして、TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」プロデューサーの久保田くんですね。

星野 めっちゃ番組名言ってる(笑)
ああ、どうもありがとうございます、来ていただいて。わざわざ、すみません。お二人ともね。いやー、こんなこと、なかなかないですよ(笑) 本当にいいことだと思います。

高橋 でも、星野さんのウィークエンドシャッフルに2,3回出演なさってるし、それこそ寺坂さん(星野源ANN構成作家 寺坂直毅さん)も出てますから。石井さん(星野源ANNディレクター 石井玄さん)もね、TBSラジオでお仕事されたりしてますので・・・

星野 そうかそうか。

高橋 非常に、こう・・・よく分からない(笑)

星野 そっか、この間は、来られなかったんだっけ?バナナマンさんのラジオのときは玄ちゃん、ホントは来たかったんだけど来れなかった・・・
寺ちゃんは来れた・・・見学させていただいたりとか・・・ホント局の垣根を・・・
高橋 局の垣根を飛び越えまくってます。

星野 すっっっごくいいことだと思います、僕。もうね、そういう時代じゃないと思うんですよね、局が誰かを囲うみたいな時代じゃ全然もうないと思うので・・・。そういうのをね、壊していった方がもっとラジオがきっと盛り上がっていくと思うので・・・

高橋 じゃあ、僕もガンガン呼んで下さい、ホントに。

星野 ぜひぜひ、僕も呼んで下さい。

高橋 本当ですか?(笑)

星野 本当です。本当ですよー。ぜひー。

高橋 じゃあ、ちょっと、いずれ赤坂のお昼の金曜日とかにでも、よろしくお願いいたします。

高橋芳朗さんの星野源 LIVE TOUR 2017「Continues」の感想

星野 ぜひぜひ。お願いします。ありがとうございます。
それで・・・あ、そうだ、ライブもありがとうございました。来ていただいて。さいたまに来ていただいたんですよね。

高橋 とっても楽しかったです。はい、さいたま初日。

星野 どうでした、ライブは?

高橋 僕、前情報を全然入れなかったんですよ。

星野 はいはいはい、どんな構成かとかも・・・

高橋 はい、全然セットリストとかもチェックしてなかったので・・・まぁオープニングからぶっ飛ばされました(笑)え、こんな始まり方ってあるの?っていう・・・

星野 あははは(笑)そうですね、歌わないっていう・・・あはは(笑)

高橋 衝撃でした・・・

星野 マリンバと一緒にせり上がってくる…(笑)

高橋 こんな始まり方って!?・・・みたいな・・・衝撃だったんですけど・・・

星野 あはは(笑)、いやー、やりたかったんですよねぇ。

高橋 そっから始まって、星野さんがいかに細野さんから言われた「未来をよろしく」っていう言葉をいかに真摯に受け止めるのかっていうのが伝わってくるセットリストで。あのオープニングのJ-POPと歌謡曲の・・・
星野 ボイスドラマですね。

高橋 はい、含めて、星野さんのその覚悟みたいなのに・・・ちょっとグッと来ちゃいましたね。

星野 あぁ、そうですか。夜中の勢いで・・・1時間ぐらいで書いた本なんで、あんまり覚悟はないんですけど(笑)

高橋 いや、あれはもっと騒がれてもいいですよ。話題になってもいいと思いますけれども。

星野 あ、そうですか。へー。あぁ、良かった。ホント素晴らしい声優さんにやっていただいたりとか。何か・・・いいですよね。ライブで、音で勝負したいなというのがあったんで・・・映像で、とかじゃなくて。だからボイスドラマだったし、基本的には全部バンド演奏と、あとは照明と、ELEVENPLAYの皆さんと・・・という、肉体と音楽で、っていうのをずっとやりたかったので・・・それ、嬉しいです。ありがとうございます。

高橋 あと、日本の音楽の"Continue"と、プラス、星野さんの"Continue"も見せるっていう構成だったじゃないですか。

星野 そうですね。

高橋 『恋』が大ヒットした後のツアーとしては大規模のものは初めてですよね?

星野 そうですね、そうです。そうです。

高橋 例えば、新しいファンの方にちょっとフレンドリーなセットリストというか・・・最新作のものを中心に組んだりだとか、シングル中心に組んだりだとかっていうアプローチもあったと思うんですけど、そこであえて、星野さんの歴史、星野さんの"Continue"を、足跡を見せていくセットリストにしたところに、また星野さんの誠実さみたいなのがすごい伝わってきたかなっていう気がしました。

星野 それ、嬉しいですねー。新しく入ってきた方も、あと、いろんな曲を…昔からの曲も知ってる方も、どっちも楽しんでもらえるようにしたいなぁと思った時に、すごいいいコンセプトだなぁと思って。だから、実はマニアックなように思うと思うんですけど、実はベスト的な選曲だったりもするんですよね。シングル3曲続けてやったりとかってことも・・・。でも、それは企画というか・・・そのコンセプトの中でいうと、すごく筋が通ってる曲目であったり。でも、自分のルーツという部分では、マリンバっていうのもすごく大事だし、という中で、いろんな要素が全部同時に見せられるような構成にできたんじゃないかなと思うんで。やっててもね、すごい楽しかったです。あと、やっぱり・・・お客さんの盛り上がりがすごかったので・・・景色がすごいですよね。

高橋 壮観ですよね。あそこまでびっちり入ってるさいたまスーパーアリーナ、ちょっと見たことないですね。

星野 すごいですよね。みんな、こうワーッと踊ってるので。びっちり、かつ、ワーっと踊ってるっていうのは、もう気持ち良いという・・・クラブではないというところで、クラブぐらい踊ってくれてるので、みんな。あれは何かいいなと。テンションがどうしても上がってしまうという感じでしたね。

高橋 あと、星野さんのボーカルのソウルフル度アップというか・・・

星野 あ、そうっすか。へー。

高橋 だから、昔のレパートリーをやった時に、また曲に違うエッセンスが加わって・・・そういう楽しみ方もあったなと思いましたね。

星野 それは嬉しいですね。

高橋 何かソウルシンガー星野源に・・・

星野 お、滅相もございません。

高橋 いやいやいや、もうソウルミュージックまで取り込んで・・・「星野め!」っていう感じでしたけどね(笑)

星野 あははは(笑)

高橋 また「星野め!」(笑)

星野 また?

高橋 また「星野め!」ですよ(笑)

星野 もういいですよ、「星野め!」は(笑)ライムス(RHYMESTER)先輩だけで十分です。

高橋 絶え間なく「星野め!」が、こう襲いかかってくるという・・・そういうライブでした。

星野 あはは(笑)でも光栄です、ありがとうございます。ああ、良かった。

高橋 ちょっと、僕、企画書も作ったんで後で読んでください。

星野 企画書…何ですか?何の企画書!?

高橋 "Continues"のコンサートを見て、こういう企画を番組でやったら面白いんじゃないかと、こう、考えてきたんですよ。

星野 あははは(笑)、どういうことですか!?

高橋 すごいインスパイアされることが多かったんで、もし良かったら読んでください。

星野 分かりました。へー・・・ってか、ラジオと関係ないやつですか、これ?

高橋 いや、これラジオでやって・・・

星野 この番組で?"星野源シングルカップリング曲を聴く"、あるいは"the making of Snow Men"・・・あー・・・

高橋 そうです。カップリング曲を・・・星野さんカップリング曲を変遷を追って、ずっと聴いていくんです。

星野 あーなるほど。

高橋 星野さんの"Continues"を確認しつつ、星野さんがソウルミュージックをものにしていく過程を、解説付きで聴いていくっていう・・・

星野 あはは(笑)、すげーなー。これ、今、ちゃんと紙でもらってるんですけど、『概要』ってとこから始まってて、すごい結構な字数ですよ。『星野さんのライフワークである”YELLOW MUSIC”が確立されていく過程を記録する上で、非常に意義深い試みになると思います。』

高橋 あははは(笑)

星野 すごい!内容、構成、すごい、曲順も書いてある・・・すごい・・・ありがとうございます。じゃあ、また来て頂いて、ぜひ・・・

高橋 「Snow Men」なんで、ちょっと寒くなったら・・・ちょっといいんじゃないですかね。

星野 確かに。冬のね・・・あ、それいいですね。これまた営業上手ですねー、さすがですね(笑)

 

高橋 いやいやいや、あはは(笑)
・・・こうやってるうちに、どんどんどん時間がなくなってくるんですよね。

『Family Song』カップリング曲「KIDS (House ver.)」の解説

星野 そうだ、そうだった。もう(1時)37分!
はい、じゃあ、前回、時間の都合で4曲目・・・僕の『Family Song』というシングルの4曲目の「KIDS (House ver.)」・・・・僕、いつも自宅で1人だけでパソコンでね、スタッフさんも入れずに録音するという4曲目のいつもなんですけど。「KIDS」という曲の解説できなかったので、ちょっと「KIDS」のお話をしていこうかと思います。じゃあ、まず、曲を聴いていただこうかと思います。先月発売されました星野源のニューシングル『Family Song』の4曲目です、「KIDS (House ver.)」。

>>iTunes Music Store KIDS(House ver.) 星野源

 

星野 はい、お送りしているのは私、星野源の『Family Song』というシングルのカップリング曲でございます、「KIDS (House ver.)」自宅で録りましたHouse ver.です。ちょっとメールを読みたいと思います。

(メールを読む。間奏でのギターチューニング、最初からそのようにしようと考えていたのか?)

高橋 うわっ、鋭い質問がバンバン来てますね。

星野 ね。どうしよう、これ、先に答えちゃうか・・・芳朗さん、何かあります?

高橋 答えてもらって・・・

星野 じゃあ先に・・・
えーっと、そうですね、間奏のそのチューニングは、ずっと考えてたってよりも・・・これ、大体一晩で録るんですよ、いつも。1日かけて録るので。で、時間ない中で録るので・・・。次の日がミックスマスタリングみたいな日なんですよ(笑)大体、いつもそのぐらいの日を1日ぐらい空けてもらって、家で作曲もそっからするみたいな・・・。その勢いをそのまま入れちゃうみたいな・・・。あんまり考えないっていうのが醍醐味なんで、これもあんまり考えてなくて。ギター弾いてる途中にチューニングしたら面白いなって作曲しながら急に思って、それでやってるっていう・・・。実際、リズムとかも重ねなきゃいけないので、どうやってやったかな・・・細かくはあんまり覚えてないんだけど、途中で止めたのかな。止めて、また再生してみたいな・・・何かそんな感じだったと思うんですけど。間でチューニングするのって、やりたいんですよ、いつも。たとえば、ライブ中とか、チューニング狂ってきなってみたいなときって、あるんですけど・・・曲を中断してチューニングとかしたいなーとか思ってるけど、やっぱりどうしてもできないので、曲の中でやってみたらどうかしらと。で、House ver.だし、そういうのも成立するかなと思って。そういうのって空気感が伝わるんじゃないかなと・・・家の空気感というか・・・。始まりも、いきなり曲が始まるんじゃなくて、試し弾きしてるところから・・・。大体、レコーディングする曲って試し弾きとかは実際録音されてるんですよ、その曲が始まる前に。たまにいろんな音源とかで・・・昔の洋楽とかでも、リマスタリングが出るとちょっと前から使ってたりすると、リハーサルテイクとか・・・

高橋 ありますね。

星野 何かそういう感じとかも好きだったんで、そっから入れようみたいなのもあったりとか・・・そういうふうにして入れましたね。

高橋 結構イントロをリスタートするような曲は結構あるんですけど、真ん中でチューニングしたりする曲って確かにあんまりないかもしれないです。

星野 そうですね、あんまりないかも。この曲は特に・・・ハウスバージョンって家で録るヤツは特に、自分のリズム感みたいなものが出るといいなと。前も芳朗さんとKAYTRANADAの話をしたと思うんですけど、ああいう本当に個人で家でデスクトップで作っているであろう、その人のリズム感みたいなのが世界中に羽ばたいていくのってすごく気持ちがよくって・・・僕、聴いてて。だから、それが出るといいなぁというのもあって、自分のリズムっていうものを・・・で、前回の「雨音」か(シングル『恋』収録のHouse ver.の曲)。「雨音」は全部手で叩いてるんですよ。打ち込みっぽい音なんだけど、自分で手で叩いてかなり、よれてるので、そういうのも自分のリズム感みたいなこととして、空気感として伝わるんじゃないかなという思いもありました。そんな感じですね。「KIDS」は。

>>iTunes Music Store 雨音 星野源

 

高橋 何かデスクトップミュージックみたいな、そういうのがいいですよね。閉ざされたところでやってるんですけど、それがいろんな世界に広がっていくっていう、広がりを持ってる感じがすごいカッコいいなぁという。

星野 かっこいいし、気持ちがいい・・・センス・オブ・ワンダーっていう感じがして。歌詞に関しても「KIDS」は本当に、もうその場でワーッて書くので、あんまり考えてないというのが正直なところで。

高橋 そもそも、だって、あれですよね、星野さん、本当はラップにしようとしてたんですよね?

星野 そうそうそう、そうなんです。オケだけ先に作って、サビは、"いつも子供のまま" ってところはメロディはある予定だったんですけど、それの前のAメロの部分は全部ラップにしようと思ってトラックは作ってて。でも、いかんせん時間がないんで・・・本当に1日しかなくて。で、その中でラップを考えて、組み立てて2番まで作ってっていうの、時間がないやと思って・・・。これはちょっと時間切れと思って・・・歌の方が早いと思って・・・(笑)歌を作ったら、すぐできたという、そんな感じでしたね。

>>KIDS 歌詞

高橋 あーラップも聴きたかったですけどね。

星野 ね。一回、1番途中で入れたんですよ。あ、2番か、2番の途中で"迷うよシティ"っていう歌詞の後に・・・あのー、どこだっけ・・・神田川から高田馬場の駅までの道順をラップでやるっていうのをなぜか、なぜか思いついて・・・(笑)

高橋 (笑)それ、何のルートなんですか、隅田川から高田馬場って?

星野 何だっけ・・・"高田馬場"って言ったかっただけです。 高田馬場に行き着く何かいいルートないかなぁと思って。確か神田川だったと思うんだけどな・・・。神田川だよね?そう、神田川から高田馬場・・・何かその・・・"馬場"って言いたかっただけだと思うんですけど、口が気持ちいい・・・高田馬場って口が気持ちいいんですよ・・・それを言いたかっただけで・・・それでラップ1回考えたんですけど(笑)、戻れなくて歌に。その・・・意味が分からなすぎて(大笑)何なんだ、突然という・・・

高橋 そうか、神田川から高田馬場まで歩いて、あのサビが来るっていう感じですよね?

星野 そう。来て、もう1回歌に戻ってサビになるみたいなのだったら多分大丈夫だったとは思うんですけど、それでもちょっと急カーブ過ぎて、やりたいことが。ちょっとダメだと思って、やめますと思ってやめて・・・

高橋 じゃあ、高田馬場に特に思い入れがあるというわけでなく・・・

星野 全然ないです。口が気持ちいいからという・・・(笑)もちろん住んでるわけでもないっていう・・・。

高橋 でもラップはいつか聞きたいですね。

星野 そうですね。何かね・・・自分なりの、みたいなものができたらいいなとは思うんですけど。はい。

高橋 じゃあ、行ってみますか、僕が、今度。

星野 じゃあ、お願いします。僕は大体このぐらいなんで。

高橋 「肌」はD'Angeloの「Spanish Joint」というインスパイア元があって、「プリン」もPrinceの「Sister」というインスパイア元になった曲があって。僕、当然、「KIDS」もあるのかなと思って、で、いろいろ調べてて。で、この間、星野さんに・・・

星野 ライブに来ていただいたときにね。

高橋 "「KIDS」のインスパイア元になった曲、分かりました!"って言ったら「いや、ないです」って(笑)あはは(笑)

星野 あはは(笑)スゴいテンションで、"分かりましたよ、星野さん!!"って(笑)"あ、ごめんなさいない、ないです・・・ないんです・・・"つって・・・

高橋 すごい恥ずかしい思いをしたんですけど (笑)

星野 すみません、「KIDS」はないんです。

高橋 ないんですよね。

星野 そうなんです(笑)だから できるものだけでやるという"やおや"っていう・・・(Roland)TR-8っていう今の機材を使ってるんですけど、"やおや"の音だけが出るという。新しくカード買って、いろいろ打ち込むと909(TR-909)も鳴るという機械があるんですけど。昔あったね、TR-808という機械の音がすごい好きで。それとあとギターがあるんで、それだけで作ったという感じです(笑)

Roland TR-8

>>Roland TR-8

Roland TR-808

>>TR-808

高橋 でも、この曲は結構並べて聴いてもらったら面白いかなと、思いますよ。

星野 そう、だから、元々のね、この回の企画も、一緒に聴きたい曲みたいなコンセプト。別に元ネタが全部あるわけじゃないんで・・・だから、一緒に聴きたい曲として数曲選んでいただいたみたいなんで、じゃあ、CMの後にじっくり聴いていただきましょう。

(CM明け)

 

星野 はい、本日の星野源オールナイトニッポンはゲストに音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんをお迎えして、僕のニューシングル『Family Song』の徹底解説後半戦をお送りしております。

高橋 よろしくお願いいたします。

星野 よろしくお願いします。それでは、さっき「KIDS」4曲目を聞いていただきましたけど、それと一緒に聴きたい曲・・・

高橋 星野さん、「KIDS」、リズムがすごくいい感じにできた感覚があるみたいなことをインタビューでおっしゃってたんで・・・リズム、あとギターのリフ、フレーズに着目して、曲を選んでみました。

星野 あ、ありがとうございます。

高橋 きっと面白いと思います。じゃあ、聞いてください、Betty Wrightで「Clean Up Woman」です。

>>Apple Music Clean Up Woman Betty Wright

 

高橋 はい。

星野 かっけー!サイコーだぜ!

高橋 かっこいいですね。Betty Wrightの「Clean Up Woman」、1971年のヒット曲です。

星野 何か、すっごい前にラジオで流したことがあるような気が・・・

(2016/06/27放送 >放送後記

高橋 あ、ホントですか。小沢健二さんの「ラブリー」の元ネタとしてもよく知られている曲ですけれども。これも、やっぱりギターフレーズが・・・

 

星野 うん。いいフレーズですよね。音も・・・全部の鳴ってる楽器が最高ですね。最高じゃない瞬間がないと言う・・・

高橋 あはは(笑)でも、このフレーズとかちょっと頭よぎったりとかは・・・

星野 いや、まったくない(笑)

高橋 あはは(笑)でも、でも、こう・・・通ずるものは、ありますよね・・・?

星野 あるかもしれないですけど・・・あはは(大笑)
高橋 あるかもしれない・・・あはは(大笑)

星野 いや、でも、何か通ずるものがあるって言ってもらえるのはすごく嬉しいです、僕、大好きだから。

高橋 そういう、こう、ファンキーさを・・・

星野 あ、ファンキーさを感じてくれたんですね、「KIDS」。あぁ、嬉しい、よかった。

高橋 実はこの曲か、これからかける曲か、すごい迷ったんですよ。これからかける曲はこのBetty Wrightの「Clean Up Woman」をネタに使ったヒップホップなんです。

星野 あ、なるほど。いいですね。それ、ちょっと聴きたいです。

高橋 ちょっと聴いてみましょうか。Chance the Rapperで「Favorite Song」です。

 

高橋 はい、Chance the Rapper、2013年の曲です、「Favorite Song」、聴いていただいております。星野さん、さっきもお話ししてましたけど、最初「KIDS」をラップにしようと思ってたって話してたじゃないですか。

星野 はいはいはい。

高橋 で、これだろと。

星野 (笑)しかも、ビートが"やおや"ですよね。これね、"やおや"らしき音が・・・

高橋 そうなんですよ。星野さん、Chance the Rapperの大ファンじゃないですか。大好きじゃないですか。

星野 すごい大好きです。

高橋 で、これに間違いない、絶対これに間違いないと思って、星野さんに聞いたら・・・

星野 違いました(笑)違いましたっていうか特にないんです 。

高橋 そうですよね。でも、やっぱ今日紹介するにはBetty Wrightの「Clean Up Woman」を聴いていただいたほうが分かりやすいかなと思って、先にそちらを紹介した感じなんですけどね。

星野 確かに今言われて・・・この曲はもちろん知ってたんですけど、今言われて"やおや"なんだと思ったくらいです。ビートが。

高橋 やおやとギターフレーズと、このノリの感じも・・・

星野 確かに確かにそうですね。

高橋 全部通ずるところがあるなと。自信満々でね、報告に行ったんですけれども。

星野 すいません、すいませんね(笑)

高橋 星野さん、めちゃくちゃヒップホップ好きじゃないですか。

星野 好きです。

高橋 Chance the Rapperも大好きだし。星野さんが好きな音楽として公言しているソウルミュージックとかジャズとかは星野さんの作品からそのエッセンスが聞き取れたりすることもあると思うんですけど、ヒップホップは星野さんの作品に何かどういう影響を与えてたりするんですか?

星野 えー、何ですかね・・・でも、ヒップホップを作ろうという、自分のフィルターを通したヒップホップを作ろうという気持ちで、最初はこの曲は・・・「KIDS」はスタートしてるので・・・これが特にかもしれないですね。これとか・・・あとは『YELLOW DANCER』に入ってる「ソウル」っていう曲とかのビートの作り方とか・・・あの感じとかは(ヒップホップの)ビート感というものに、すごくインスパイアを受けてはいるんですけど。

>>Apple Music ソウル 星野源

 

ヒップホップ、何で好きなんだろうっていうのを、この間ちょっと考えてたんですけど、現在進行形のジャンルだからだなと思ったんですよ。ロックっていうものって、ほぼポップスに近いような言葉の響きにもうなり、一度終わったとかいうよりも、一回止まったというか・・・ずーっと同じところを繰り返し動いている印象があって、ロックって。何ていうんだろう・・・循環してるっていうか。
でも、ヒップホップとか、あと、最近のジャズっていうものは、割と今現在、進行形でどんどん面白いことが起こってるという印象があるので。だから刺激をとにかくもらえるんですよね。今、こんなことになってるんだって。その新しいもの、で、昔のもの、そして、これから来る新しいものっていうのの、そのさじ加減・・・今までのオールドスクールのものをリスペクトしながら、また新しいものに昇華していくっていうものが一番見えるっていうか・・・特に海外では今一番聴かれてる、アメリカでは一番聴かれてるジャンルになったりとか・・・だから、そういうのも含めて、刺激がすごくもらえるっていうのが一番強いかもしれないですね。だからといって、いきなりラップをしはじめちゃいけないともちろん思う・・・それこそ、日村さんの誕生日ソングとかではやりましたけど、あれも実験の一つなので(笑)だからまたカップリングとかで実験をするのかなぁ、しないのかなぁみたいな感じですね。

高橋 あのラップジングルも実験…

星野 あ、そうですね、そうですそうです。楽しくやれるので。面白いじゃないですか、ああいうジングルで挑戦をするって。だからそういうのも込みですね。

高橋 確かにヒップホップはまだどう転ぶかわからない面白さがありますね。

星野 そうなんです、進んでるんですよね。それってかっこいいし、面白いし・・・。ジャズもそうです。今、ジャズっていうものがどんどんね、また変わってきてて。そこも見逃せないですし。だから、ジャンルとして直接影響受けるというよりも、その刺激っていうか・・・今、聴かないと、また違うことになってるよっていう感じが、特にヒップホップってあるじゃないですか。どんどんどんどんスターが更新していく感じもあるし。だから、多分好きなんでしょうね。あと、ビートが一番好きなんですよ。僕、ドラムを一番最初にやった楽器なんで、どういうビートで組まれてるのかっていうの特に。ヒップホップってビートの芸術というイメージが僕はあるので。リズムの芸術っていう。だから、それを一番感じられる・・・リアルに感じられるジャンルじゃないかなと僕は思うので、聴いてて、すごい楽しいんだと思います。

高橋 今も全然、変なビートの曲とか出てきますもんね、トラップとかでも。

星野 ね。トラップもそうだし。だから、それを今、日本の方々がどこを取り入れるのかみたいなとこも面白いし、見てて。聞いてて面白いし。で、またきっと次の動きが始まるんだろうしとか思うと、いいですよねー。

高橋 今、聴いとかないと損って感じですね、確かにね。

星野 うん、面白い、本当に。もう1曲あるんですよね?

高橋 もう1曲選んじゃったんですよ、すみません。

星野 もう、ちょっと欲張り(笑)

高橋 ハウスバージョンでいうと「雨音」。

星野 はいはいはいはい。

高橋 今回のツアーでもバンドバージョンとしてやってましたけど、あれが本当に僕、大好きで。素晴らしくて。

星野 ああ、ありがとうございます。僕もすごい好きで。

高橋 で、それに刺激を受けてですね・・・

星野 あはは(笑)

高橋 勝手にですね「KIDS」をバンドバージョンでやったら、こういう形になるかなっていうのを選んでみたんですけど・・・

星野 あはは(手を叩きながら笑う)いいですねー。聴きたーい。

高橋 是非、参考にしていただけたらと思います。

星野 分かりました。

高橋 じゃあ聴いてください。Tony! Toni! Toné!で「Leavin'」です。

>>Apple Music Tony! Toni! Toné! Leavin'

 

高橋 Tony! Toni! Toné!、確か1994年ぐらいの曲です。「Leavin'」、聴いていただいております。

星野 「Leavin'」いいですねー。

高橋 星野さんが好きなRaphael Saadiqというシンガーが在籍していたバンドですね。どうですかね、これ。

星野 確かにギターのフレーズとか、ビートの感じとか、これは打ち込みっぽい感じがちょっとしましたけど。確かに何か通ずるものが・・・

高橋 「KIDS」は例えばバンドバージョンでやろうみたいな構想とかは・・・?

星野 いや、特にないですね。「雨音」の時はバンドでやったら、ホントにすぐソウルミュージックになるんじゃないかと思って結構気に入ってて。

高橋 あの姿は、でも、ちょっと想像できなかったですね。びっくりしました。

星野 へー。もしかしたら、ちょうどツアーがあるっていう・・・あと、YELLOW PACIFICでやったんだっけな、最初。ちょうどいいなと思って、やってみたらすごいうまくハマって。すごい気に入ってます、僕。「KIDS」どうだろう・・・何かやってみたいですけどね。やりたい、やりたい。

高橋 この感じ、おすすめですけどね。あはは(笑)

星野 あはは(笑)ありがとうございます。プレゼン、ありがとうございます。

高橋 (笑)プレゼンしまくってますけども(笑)

星野 いろんな方面で・・・。個人的なアレで言うと、「KIDS」はSAKEROCKで僕が作った曲で「OLD OLD YORK」って曲があって。

>>TOWER RECORD ONLINE LIFE CYCLE(「OLD OLD YORK」視聴可)

それは何となく、ニューヨークになる前のアメリカっていう・・・(笑)何となく・・・何となく思い描いていた・・・で、作った曲なんですけど。その曲、7拍子だったかな。すごい変拍子で・・・最初エレキから始まって、曲の真ん中でアコギになって、またエレキに戻るっていう、ものすごく変な構成にした曲なんですけど・・・その中の真ん中の部分と頭のフレーズを、あの感じをもう一回やりたいなっていうのは結構前から思ってて。で、それをビート組んでたときにギターで合わせたら『あ、いけるなー』と思って。それで・・・そういうのもありますね。だから、割と何かに影響を受けたとよりは、自分の昔っからのギターの感じ、ていうのプラス、今、自分がやりたいビートの感覚っていうものを、こう合わせてたっていう印象も、ちょっとあります。

高橋 うん・・・ホント僕、家でこんなことばっかりやってるんで。

星野 あはは(笑)

高橋 これ、星野さん、多分これだろうなとかいうのをこう一人聴き比べてニヤニヤニヤニヤしてるんですけれども・・・

星野 あはははは(手をたたきながら)ありがとうございます。

高橋 そういうインスピレーションを与えている曲が多いというか・・・

星野 あ、そうですか。でもmそれ、嬉しいです、すごく。

高橋 過去の音源とかでも、よくやってます。

星野 あ、そうですか、ありがとうございます・・・何か恥ずかしいわ・・・(笑)

高橋 あはは(笑)

星野 いろいろ調べられてる感じが・・・全然、ありがとうございます。この後もまだまだ、芳朗さん、お付き合いいただきます。

高橋 よろしくお願いします。

(CM明け)

 

星野 はい、星野源のオールナイトニッポンでございます。ゲストは引き続き、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんです。

高橋 こんばんは、よろしくお願いします。

星野 はい。いやー、終わりましたね。終わりましたねというか、4曲やれましたね。

高橋 あはは(笑)何とかノルマをクリアしました。

星野 ねー、良かった良かった。

高橋 それでも相当ね、予定時間オーバーしていますけれども。

星野 何ていうか、ずっと喋れるっていう。だらだら、こうやって音楽の話だけしていたいですよね。

高橋 うん、曲、何でもいいんじゃないかっていう(笑)

星野 あはは(笑)ただただ、個人的に好きな曲を流して、ああだこうだ言うっていう。いいよねーみたいな、これ好きーみたいな話だけをするってラジオあってもいいんじゃないでしょうか(笑)

高橋 そういう回もぜひ作っていただいて・・・。

星野 ぜひ。ぜひぜひー。
『Family Song』、発売して・・・リリースして1ヶ月ぐらい経ちましたけれども、何か・・・すごい感慨深いですよ。こういうふうに曲についてガッツリ話すの、ここまではないので。特に今回はインスパイアされたとか、影響を受けたとか言ったほうがきっと面白いパターンだろうなと思ったので。でも、一人だとここまで長く話せないので・・・ありがとうございます。

高橋 いやいやいやいや。

星野 『Family Song』って・・・自分でいうの恥ずかしいんで、総括お願いしてもいいですか?(笑)

高橋 あははは(笑)

星野 僕がいうのも何なんで(笑)

高橋 総括お願いしていいですかって・・・そうですね・・・総括になるか分からないんですけど・・・この間のコンサート、ライブを見て・・・「Family Song」ライブ初披露だったじゃないですか。

星野 そうでした。うん。

高橋 それで聞いて、ちょっと考えたことがあって。星野さん、「透明少女」やる前に・・・

星野 はい、ナンバーガールの「透明少女」、カバーしました、弾き語りで。

 

高橋 弾き語りやる前に、震災のお話をされていましたよね。

星野 はい。

高橋 それでちょっと思ったんですけど。前、ある方がですね、『芸術というものは平時より有事の備えになってなくてはいけない』ということを言ってた方がいて。要は、有事の時に初めてその芸術の強度が試されるみたいなことでもあると思うんですけど。

星野 なるほど、なるほど。

高橋 星野さんの「透明少女」をやる前に震災の話を聞いていて、ちょっとそういうことを考えてたんですよ。そういうことを考えながらコンサート見てて。星野さんにインタビューさせていただいた時に「Family Song」の曲を作った動機のとこで、最近の閉塞感のある時代の風潮とか息苦しさみたいなところに影響を受けて作ったところもあるみたいなことを・・・

>>『Family Song』発売時のReal Sound掲載インタビュー

星野 あ、そうですね。なんて言うかホッとしたかったというか・・・影響を受けてというよりも、そうじゃないものというか、息苦しくないものを作りたかったっていうのはすごくあります。

高橋 「Family Song」は、そういう・・・もうあんなこと起こってほしくないですけれども、そういう窮地に立たされたような時とかに、すごい力になってくれる曲になるんじゃないかなっていう気はすごいしましたね。今は何か、すごい幸せにな気持ちにしてくれる曲ですけど、本当に辛い時・・・もう、どん底の目に味わったときに、寄り添ってくれる曲、エネルギーをくれる曲になるのかなって気がすごいしましたね。

星野 それは嬉しいです。僕も自分の曲に励まされる時ってのが何度かあって。頭の手術で入院して、もう辛い・・・一番辛い時にテレビから「フィルム」という曲が流れてきて・・・

すごい自分が明るい歌とか、何か寄り添う歌とか、何か聴いたら何か励まされたりとか・・・そういう曲を作ってみたい・・・それ(「フィルム」)も震災の後に作った曲なので・・・それで自分が励まされるとことがあるんだって・・・自分だからこそ『あ、俺、しっかりしなきゃ』みたいな・・・背中を押されるというか、あと正されるというか、背筋伸ばされるみたいのがあって。もしかしたら今後、自分が辛い時とか、もしかしたら「Family Song」に励まされる時が来るかもと思ったりはしたんですけどね。

高橋 そういう感じがすごいしますね。何でなのかなっていうふうに考えたんですけど、やっぱすごい生活を丁寧に歌ってるところなのかなと・・・ていう気がしましたかね。

星野 生活ねぇ。生活は大事ですよね。でも、ホントにただ生活のあることだけを歌うと生活感の説明だけになってしまうので(笑)、何かそうじゃないもの、かつ、でも、自分たちのソウルミュージック・・・ソウルミュージックって生活に根付いている音楽じゃないですか。

高橋 はい。

星野 だから、そういうところで、自分が生きているものをちゃんと入れたいなという、すごく気持ちとしてはあります。

高橋 ホントに、ソウルミュージックを雰囲気で歌ってないというか・・・

星野 それ、嬉しいな(笑)ありがとうございます。

高橋 生活に根ざしたソウルミュージックを歌おうとしてるっていうのは、ホントに改めてコンサートで聴いて、噛みしめて・・・だって、曲始まって出てくるフレーズ・・・よだれ、タオル、救急車、夕方のメロディー・・・やっぱり雰囲気で歌おうと思ったらこういうフレーズが出てこないだろうなと。

>>Family Song 歌詞

星野 あ、そうか、そうですね。"よだれ"は、ハマった時に「あっ・・・来た!」って感じはありました。涙じゃないっていうのは、自分の中ではありましたね。よだれはもう悲しくても楽しくても、どっちでも出てくるので・・・(笑)全員に当てはまるものだと思うので。そうですねー。

あ、あと最近ちょっと思ったのが僕、忙しくしてて止めてたものってのがいくつかあるんですよ。映画2本とゲーム1本・・・買ってたんだけど・・・買ってたり、楽しみにして映画公開してるけど見に行けないみたいなのがあって。それが結構長いこと、忙しかったんで続いてて。で、先々週・・・3週間ぐらい前に・・・僕、レゴザ・ムービー、大好きなんですけど、『バットマン』のレゴムービーがビデオでリリースされて。劇場、すっごいに行きたかったんですけど行けなくて、やっと見れると思って。リリースされて、ちょっとしばらくしてから見たり。
あと今日。ちょうど今日、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の vol.2を見て。
で、それと、1週間前くらいに、これ1年寝かせてたんですけど、Steamっていうゲームのサイトがあるんですけど。世界中のゲームが集まる、ゲームサイトで、お金払ってダウンロードして遊ぶっていう、ものすごいデカいとこあるんですけど。SteamのPCゲームで『UNDERTALE(アンダーテイル)』ってゲームがあって。それを1年やれなかったです。『逃げ恥』前ぐらいに買って、やりたいけどやれなくて、ずーっと。で、情報を遮断して・・・絶対面白いはずだから、情報を遮断して、ずっと聞かないようにして、やっとできたんです。この数日で、夜寝る前の数時間とか、ちょこちょこやって。
で、『バットマン』も、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』も、『アンダーテイル』も最高に面白くて『はぁ、もう幸せ』って感じなんですけど。それ、どれも『Family Song』リリース後に全部見たり体験したんですけど、「Family Song」で僕が言ってたような家族・・・これからの家族・・・で、血が繋がるとか関係なく、自分が愛してる人とか・・・人間じゃなくても、それが家族になれるんだっていうようなこととか・・・そういう共通点が全部にあったんですよ。

>>レゴ バットマン
>>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2 *邦題/ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス
>>Steam アンダーテイル

高橋 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、モロですね。

星野 モロそうですよね。レゴ バットマンもそうなんです。『アンダーテイル』もそうだったんです。それで・・・何かすごく嬉しかったんです、それが。もちろん完全な同時代ではないけど、割と同時代性ってものを自分がそれを摂取しない状態で感じれたっていうか、作れたっていうのがすごく嬉しくて。それを今日、『アンダーテイル』と『バットマン』だけの時は特には思ってなかったんですけど、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』見て、やべえと思って・・・(笑)マジかぁ…と思って。

高橋 一つのテーマというか、そういうところありますよね。

星野 あれ、ホント・・・もう泣いちゃうんですよ、あそこ(笑)

高橋 あはは(笑)

星野 やっぱ泣いちゃうじゃないですか(笑)

高橋 ヨンドゥ!!

星野 うふふ・・・泣いちゃうっていうね・・・『アンダーテイル』のラストでもずっと泣くっていう・・・で、昨日の夜中やっとクリアしたんですけど、ずっと泣くみたいな、最後の件。トゥルーエンドみたいなところがあるんですけど、それでもう「あぁ・・・」 みたいな・・・

高橋 今、ちょっとうるっと・・・

星野 来てます?うふふ(笑)思い出した・・・あれね、本当に面白いんです。よかったらやってください(笑)

高橋 あはは(笑)

星野 ホントに面白いんです(笑)衝撃的な内容なんですけど。すごく日本のゲームに影響を受けた海外のゲームで。

高橋 同時代性っていうのをすごい星野さんは大事にしてる・・・

星野 いや、大事にしてるってよりかは、それを無意識にやれたってのがすごい嬉しくて。だから、このタイミングでリリースできてよかったなとすごく思いました、『Family Song』。はい、じゃあ、ちょっと・・・ね。またもし・・・ここまできて買ってない人がいるんでしょうか・・・あははは(笑)
高橋 あははは(笑)

星野 もしや、そこのあなた・・・!(笑)

(エコー付で)今からでも買えるんですよぉ・・・配信もあるんですよぉ・・・(笑)CDも、いろんな方法あるんですよぉ・・・

というわけで、2週にわたって『Family Song』解説、ホントに芳朗さん、ありがとうございました。

高橋 とんでもないです。

星野 これを機会にいろんな音楽聴いて頂けたら嬉しいなぁということで。芳朗さん、まだまだお付き合いいただきますが、『Family Song』解説最後に表題曲、聴いていただきたいと思います。星野源で「Family Song」

星野 はい、お送りしたのは「Family Song」でございます。そのさっきのね、『アンダーテイル』とか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』とかっていう、これからの家族みたいな・・・実際の血のつながりとか関係ない!みたいな、その感じ。でも、俺たちは俺たちの家族というものを、深刻なんじゃなくて、楽しく見れるみたいな・・・そうのもなんかね、ミュージックビデオも、そういうバランスでできた気がしてるので・・・

高橋 そうか。

星野 何かいいなという・・・よかったなと思って・・・本当にありがとうございました。

高橋 いやいやいやいや。

星野 じゃあ、このあと、「イントロクソやべえ」をやらせていただきます。

高橋 (笑)これ、持ち越しになったら、さすがに笑うとこでした。

星野 (笑)このペースで行くと持ち越しなんでけど、まだ大丈夫です。

高橋 はい、分かりました。

星野 もう少しお付き合い、よろしくお願いいたします。

高橋 よろしくお願いします!

星野 このあとは「イントロクソやべえ」

 

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